TUT EXCALIBURS ニュース

2008年
   
1月 「BacK In Town」で、12回目の単独ライブ
3月 「第8回ジミー時田メモリアル・カントリー&ディキシーコンサート」に出演
7月 「BacK In Town」で、13回目の単独ライブ
9月 大阪梅田・ビアガーデン「野宴」に出演
9月 「沢の鶴」主催”ほろ酔いコンサート”に出演
9月 宝塚”Back Stage”にて、谷戸の還暦を祝う会
10月 「第27回 神戸ジャズストリ−ト」に出演
12月 ベーシスト交代

2008年1月12日(土) 「Back In Town」12回目の単独ライブ

ここ「Back in Town」での単独ライブは、2002年の2月の初回から数えて、今回で12回を 重ねることとなりました。
この日の天気は、冷たい雨が降るとの予報でしたので、2年前の大雪を思い出して心配しましたが、気温は大分下がったものの、お出掛け いただく頃には小雨になり、終了した時にはすっかり雨は上がっておりました。

「Further On」でスタート
「Paul Smith」のユニフォーム

今回もお蔭様で、12月初めには予約が満杯になり、沢山の方々にお越しいただきましたが、12回にもなりますので、マンネリに 陥らないようにと、従来はバンジョーを掻き鳴らして賑やかにライブを始めていたオープニングの曲に、アイリッシュウィッスルを フューチャーした「Further On」を起用し、照明もお店にお願いして、暗転から徐々に明るくするという具合に、静かにライブを スタートさせました。

この曲は、ロック歌手の大御所"Bruce Springsteen"が、2006年アイルランドのダブリンでライブをした時、自作 の曲を、アイリッシュ風にアレンジしてやっていたのを真似たものです。
"Bruce"のライブ盤は、それこそ20数名のプレイヤー達が、様々な 楽器を駆使した素晴らしいものですが、私共アマチュア・ロートル・ローテク・バンドが、どこまでこの曲の持ち味を出せるか、挑戦 してみました。
あとで数人の方々に感想をお聞きしましたが、概ね好評で、一安心しました。

TUT
上野還暦祝いの赤ベスト

その「Further On」を皮切りとした演奏曲目は次の通りです。


1st STAGE

1.

Further On

2.

Tom Dooley

3.

Red Is The Rose

4.

My Rambling Boy

5.

Georgia Stockade

6.

Johnnie

7.

Gallant Forty Twa

8.

Erie Canal

9.

Along The Equator

2nd STAGE

 

1.

One Too Many Morning

 

2.

The Leaving Of Liverpool

 

3.

500 Miles

 

4.

Oh, Miss Mary

 

5.

Kaw Liga

 

6.

Adios, Farewell

 

7.

"Foggy" Brown Mt. Light

 

8.

The Final Trawl

 

9.

San Francisco Bay Blues

 

10.

If I Should Fall Behind

  A. This Little Light

1部の「My Rambling Boy」は、昨年6月56歳の若さで旅立った、神戸大学軽音楽部の後輩・岡君を偲んで歌わせていただきました。

2部では、上野が昨年11月に還暦を迎えましたので、前回の竹元同様、スパンコール付きの赤いベストと蝶ネクタイが贈られ(実際は 自分で購入)、それを着用して演奏しました。
次回は谷戸の番です。

赤いベストと蝶ネクタイがピッタリ
「Kaw Liga」ではアンコールの合唱が

また「Kaw Liga」では、この曲で唯一歌ったベーシスト・馬渡に、お客様から盛大な拍手と、 アンコールの声が出て、「Kaw Liga」の彼のパートをもう一度演奏させていただくということになりました。
TUT・3人はいつもデカい顔をして演奏させていただいていますが、縁の下の力持ちであるベーシストにも、チャンと目を向けて声援していただける、暖かいお客様達です。

尚、当日の「Sun Francisco Bay Blues」の演奏を、" You Tube "で、ご覧いただけます。下記をクリックして下さい。

谷戸、馬渡
「BACK In Town」でライブ

「Further On」を含め、今回ここ「Back in Town」で新しく演奏させていただいたのは、4曲。
「Red Is The Rose」は、スコットランドの有名な民謡「ロッホ・ローモンド」をベースに、昨年8月に亡くなった"Tommy Makem"が作曲した ラブソング。
また「The Leaving of Liverpool」は、イングランドのリバプールから新天地アメリカへ向かう人達の別れの歌で、当初はオーソドックス に3部コーラスをする予定でしたが、素朴さと力強さを出すために、ユニゾンコーラスに変更しました。

そしてエンディングは、オープニングの「Further On」同様、これも"Bruce"が、アイルランドでのライブを意識して、もともとはブルース ロックの曲を、ワルツのフォーク調にアレンジした「If I Should Fall Behind」。
これはライブでも説明したように、歳を重ねた男女が、 どちらかが逸(はぐ)れても、遅れても、これからもお互いを待って、また手を携えて行こうと、いう内容で、定年バンドに相応しい曲と して取り上げて、お客様にも一緒にコーラスしていただきました。

「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ

次回「Back In Town」での13回目ライブは、7月19日(土)です。
引き続きよろしくお願いいたします。


追悼

このホームページの「歌鑑(Guides)」のコーナーで、 私共TUTのお手本として紹介している二つのバンド、 「The Clancy Brothers & Tommy Makem」と「The Kingston Trio」のメンバーが、残念なことに、この半年間で相次いでこの世を 去りました。

「The Clancy Brothers」の"Tommy Makem"(2007年8月1日逝去、74歳)は、バンジョーやアイリッシュウィッスル他いろんな民族楽器を 操り、"Clancy"の 3人兄弟と共に、アイリッシュフォークソングを、アメリカから世界に広めた功労者で、音楽仲間やファンからは「The Godfather of Irish Music」 と呼ばれる程に尊敬されて、ニューヨークの彼のライブハウス(自らも演奏)は、"Bob Dylan"達の溜まり場でもありました。

Tommy Makem
John Stewart

一方「The Kingston Trio」の"John Stewart"(2008年1月19日逝去、68歳)は、初代バンジョー奏者"Dave Guard"に代わって、トリオに加わりましたが、 特にポップな感覚を取り入れて、トリオをフォークソングファンだけでなく、幅広いファンに支持される人気バンドに引き上げました。
トリオを離れた後は、ソロ活動をしながら、優れた作曲の才能を活かして、多くのヒット曲を提供しましたが、中でも有名なのは、"The Monkeys"が歌った 「The Daydream Believer」です。

謹んで哀悼。

2008年3月15日(土)「第8回ジミー時田メモリアル・カントリー&ディキシーコンサート」
ポスター

このメモリアルコンサートは、 ジャズのトッププレイヤーでありながら、熱狂的なカントリーファンの花岡詠二さんが、生前親交のあった ジミー時田さんを偲んで、毎年ジミー時田さんの逝かれた3月に行われており、今回で既に8回目ということで、固定ファンも多く、 前売り券は、1ヶ月前に既に完売。
午後2時半開場3時開演にも拘らず、1時半から既に沢山のお客様が並ばれていました。

会場のホールは”赤坂区民センター”の3階にあり、赤坂のど真ん中、Location抜群で新しく、すり鉢型で音響設備も良好な400人収容の 申し分ない会場。

第一部は、本来はJazzバンドの"花岡詠二と Dixie Ramblers"で、メンバーの皆さんは「毎年の趣味が高じて、、、」と、写真のように、全員ブーツを履き、ウエスタンシャツを 着て、テンガロンハット、完全なカントリーBand風のイデタチですが、演奏は、花岡御大が得意のクラリネットは勿論、ピアノやギター まで弾かれ、バンジョーの青木研さん、ギターの佐久間和さん以下、Jazzの 名プレイヤー達が、リラックス且つ楽しみながら、しかもトランペット、トロンボーン、チューバまで加えた、プロのJazz Manの演奏する カントリーやBluegrassは圧巻。

花岡詠二とDixie Ramblers ご存知(?)TUT

私共TUTの出演は第二部の頭で、花岡御大から軽妙で暖かい紹介をいただき、「Tom Dooley」(指定曲)、「The Final Trawl」、 「Along The Equator(4連歌)」を演奏。
2曲目の笛が全面にでるアイリッシュの哀愁、そして、かって日本でもブームになった3曲目頭の「Banana Boat Song」には、客席からは 少し良い反応があったように感じました。
また今回は久し振りに立岡がベースを担当しました。

MCも軽やかに 出演者全員での合同演奏「I Saw The Light」

そしてメインは、スティールギターのムッシュ大江さんが率いる "F.E. Westerners”で、メインヴォーカルは ヘンリー矢板さん
ヘンリーさんは第一部でも少し歌われましたが、彼がカントリー音楽に取り付かれたキッカケを作ったのは、花岡さんとのことで、この イベントの重要なメンバーとなっています。
ジミー時田さん亡き後、日本のカントリー界の第一人者の甘く切ない美声や、フィドル (ヴァイオリン)の名手・高野秀臣さんが加わったC&WやBluegrassの名曲のいくつかを、私共も大いに楽しまさせていただきました。

そしてフィナールでは、我々も再びステージに上がり、全員で「I Saw The Light」を演奏し、幕となりました。
TUTにとっても、東京では「Back In Town」以外で初めての本格的なステージでしたので、私共にとっても”メモリアルな”の舞台と なりました。

2008年7月19日(土) 「Back In Town」13回目の単独ライブ

「Back in Town」での13回目の単独ライブは、バンド結成40周年と共にメンバー還暦達成記念のライブとなりました。
折からの猛暑、また夏休みの始まる三連休にも拘らず、お陰様で今回も一杯のお客様で、会場は熱気でムンムンでした。

私共「TUT Excaliburs」が結成されたのは、丁度40年前の1968年夏、神戸大学軽音楽部の瀬戸内海・小豆島での合宿。
正に結成40周年目の節目のライブを、ここ“Back In Town”で出来たことは、メンバー全員誠にうれしい限りです。
ということで、今回のパンフレットの表紙に採用した写真は、学生時代”神戸労音”に出演させていただいた神戸国際会館でのリハーサル の時に、撮っていただいたものです。

学生時代の写真を使ったパンフレット
「Back in Town」全景

40周年記念ということで、演奏曲は、大まかに2つの範疇から選びました。
1つは、学生時代(40数曲レパートリーがありました)、活動の拠点であった神戸元町のライブハウス“Lost City”などで、よく歌って いた、若かったころの十八番の曲を半分。
もう1つは、2001年の再結成以降に取り上げて、新しく得意となった大人(葬式や定年退職の歌?)の曲です。

1stステージでの演奏
上野&竹元の「バンカラ・コーラス」

そして、学生時代に最も多く歌ったレパートリーの一つである「Jesse James」からスタート。
但し、下記の演奏曲の中に、元々のお手本である”The Kingston Trio”の歌は、何と20曲以上も歌ったなかで僅か5曲になってしまい ましたが、お客様には、アメリカ民謡のルーツであるアイリッシュ民謡を始め、かなり広いジャンルの曲を聴いて頂くことになりました。


1st STAGE

1.

Jesse James

2.

The Leaving Of Liverpool

3.

She Loves You

4.

Midnight Special

5.

Gypsy Rover

6.

Johnnie

7.

Marie's Wedding

8.

酒と泪と男と女

9.

Wild Rover

10.

Stay Awhile

2nd STAGE

 

1.

Further On

 

2.

Foggy Brown Mt. Light

 

3.

Colorado Trail

 

4.

Jambalaya

 

5.

Will Ye Go, Lassie, Go

 

6.

Isn't It Grand, Boy

 

7.

Grandfather's Clock

 

8.

The Final Trawl

 

9.

San Francisco Bay Blues

 

10.

If I Should Fall Behind

  A. Along The Equator

毎回4〜5曲お披露目する新曲は、以上のような次第で、今回は2曲のみとなりました。
「Marie’s Wedding」は、アイリッシュそのものの歌で、珍しい結婚式のお目出度い歌です。口笛と1人バンジョーから入る、哀愁と可愛さ を持った、素晴らしい隠れた名曲です。
「She Loves You」は、あの”The Beatles”の初期の大ヒット曲で、学生時代には1-2度やりましたが、その後ずっと封印していた歌です。 ”The Chad Mitchell Trio”がスローバラード風に歌っていたのをお手本にしましたが、「初めは全く違う歌に聞こえたよ」と言われた お客様もいらっしゃいました。

なお次回は、かなりの新曲をと、練習しておりますので、乞うご期待。

赤いベストと蝶ネクタイを贈呈
還暦を迎え神妙な面持ちで挨拶

また谷戸が、この7月初め、メンバー最後の還暦に突入いたしましたので、以前の二人 同様、赤いチョッキを着て記念としました。
彼も張り切って演奏しましたので、彼の天下一品の口笛やアイリッシュ笛・バンジョーをふんだんに聴いて頂けたものと思います。
アンコールでは、3人が同じ赤いベストと蝶ネクタイを付けて、演奏させていただきました。

還暦衣装で目一杯の演奏
アンコールでは3人揃って、赤ベスト

いつもながらお客様は、年齢も含め多士済々。
60歳を超えて、アフリカの最高峰キリマンジェロ登山を成功させた猛者が3名。インドネシアの 歌で盛り上がる、元ネシア駐在のカップル。アメリカのグリーンカードを持ちながら、一人で連続来て頂いている80歳を超えるダンディ シニア。
はたまた、ビジネススクールで渡米5日前、記念に来られた20代の青年。勿論、若い、美しい女性達も、アチコチで存在感を放って おられました。
更に「TUTを知っている知人を誘って行く」と、谷戸の友人の方が言って、一緒に“Back In Town”に初めて来られた御夫婦が、実は関西の 人気アマFolk Group ”The Chariot Singers”の方だったのには、ビックリしました。彼らは、実は私共が大学を卒業した 数年後、あの“Lost City”で活躍したバンドで、人の輪・縁とは、素晴らしいものです。

「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ
「BACK In Town」でライブ

いずれも皆さん、ワイワイ盛り上がるアイリッシュパブのような雰囲気で、いつものように、よく飲んで、食べて、騒いでおられました。

次回「Back In Town」での14回目ライブは、来年2009年1月17日(土)です。
引き続きよろしくお願いいたします。

9月19日(金) 大阪梅田・ビアガーデン「野宴」に出演

ここ“野宴” 夏シーズン終わりの締めのイベントに出演するのは、2005年・ 2007年に次いで、今年で3回目。
当日は、台風13号が日本列島の南を通過するとのことで、営業中止も懸念されましたが、日頃天候には恵まれているTUTのこと、予想 以上に台風の通過が早く、午後には雨が上がり、何とか営業されることになりました。
それでも雨の懸念は拭えず、また台風通過後も強い風が吹き続けたため、通常600名の客席は、急遽テントの下の屋内200名限定の スペースに、ステージも、こじんまりとした特設の設営となりました。

今年は特設ステージでの演奏

結局雨は降らなかったものの、強風で譜面台が倒れたり、音が 流されたりで、思う存分とはいきませんでしたが、粛々と予定通り、18時から40分弱のステージ(昨年(リンク)は、1時間弱も 歌いました)を、こじんまり、楽しく、陽気に、下記の9曲を演奏させていただきました。

1. Corey, Corey
2. Jambalaya
3. Sailing
4. Wild Colonial Boy
5. Old Dan Tucker
6. Pal of Mine / This Land Is Your Land
7. Leaving Of Liverpool
8. 時代おくれ
9. If I Should Fall Behind

やはり天候の影響で、残念ながら客足は鈍かったのですが、来られたお客様は、往く夏を惜しんで、また夏バテ解消にと、多彩な料理と、バドガール(某ビールメーカーのキャンペーンガール)が サービスする生ビールを堪能しておられたようです。

バドガールのサービスで、一段と進む生ビール
歯舞から直送されたサンマ、本当に美味でした


また今年は北海道歯舞から直送された“生サンマ”のタタキや、塩焼きが供され、メタポ 対策をしているメンバーの一人は「身が引き締まって脂の乗りも良く、今年食べたサンマの中では一番旨い」と舌鼓を打つ先輩に促され 、定番のジンギスカン風鉄板焼きを避けて、専ら秋の旬の味を楽しんでいました。

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9月20日(土)「沢の鶴」主催の“ほろ酔いコンサート”に出演

昔の酒蔵“沢の鶴・資料館”で行われるこのコンサートには、お陰様で3年連続の出演。
会場たる古い木組みの蔵の中は、薄暗く、広さも、柱のたたずまいも、ムードたっぷり。 
最初に恒例の鏡割りがあり、全員に漏れなく赤と黒塗りの枡が手渡され、そこに注がれた樽酒を飲み干す乾杯から、コンサートはスタート。

第1部は16時から私共TUTで、下記の9曲を、ちょうど45分で演奏させていただきました。

1. Corey, Corey
2. Futher On
3. Across The Wide Missouri
4. Wild Colonial Boy
5. Will Ye Go, Lassie, Go
6. Tom Dooley
7. Leaving Of Liverpool
8. 時代おくれ
9. If I Should Fall Behind

リハーサル風景
本番

新曲“The Wild Colonial Boy”は、ジョンフォード監督、ジョン・ウェイン主演の名画 「静かなる男」のテーマ曲にて、映画の中でもしっかり歌われるアイリッシュの歌。末廣プロデューサーのリクエストということで、 力んで演奏しましたが、「そりゃあ、何かの勘違いだ。この歌覚えてないなあ。」と言われ、がっくり。
この“沢の鶴・ほろ酔いコンサート”がスタートした頃は、河島英五がメインを勤めていたということで、私共も毎回“酒“に因んだ 彼の曲を取り上げてきましたが(2006年には「酒と泪と男と女」を、昨年 2007年には「旅の途上」)、今年は昨年8月に惜しまれ つつ逝った阿久悠作詞の「時代おくれ」に挑戦しました。

30分のインターバルでは、毎年これを目当てに多くのお客様が来られるという、“沢の鶴”が振舞われる各種日本酒の試飲会。
これも“沢の鶴”特製の奈良漬を肴に飲み放題。常連客は、するめなどのおつまみ持参で、ガンガン飲まれていました。

試飲会での末廣ご夫妻と、元神戸ジャズ大使の皆さん
辛島すみ子さんを加えた花岡詠二と七重奏団

そして第二部は17時15分より、“花岡詠二と七重奏団 + 辛島すみ子”による スイングジャズの演奏と歌。
今回は、末廣プロデューサー企画の昭和のカフェやラジオから流れる初期のジャズの再現、ということで、面白いステージが繰り広げられ ました。
お酒も充分に回り、御機嫌で、リズミカル、そして、昔懐かしいJazzの生音。 いつもながら、素晴らしい、貴重かつ、無比のコンサートで、TUTも参加させて頂き、光栄至極に思っています。

この「ほろ酔いコンサート」については、翌朝の地元“神戸新聞”に、下記の記事が掲載され、TUTも紹介されました。

[記事]

酒蔵に響く懐かしの歌・ほろ酔いコンサート・230人集う

10月1日の「日本酒の日」を前に、ほろ酔い気分で生演奏を楽しむコンサートが20日、神戸市灘区大石南町1、沢の鶴資料館で 開かれ、約230人が参加した。
灘五郷の酒造会社「沢の鶴」の主催。同資料館は、兵庫県指定重要有形民俗文化財で阪神・淡路大震災で全壊した酒蔵を一九九九年に 再建した。コンサートは同年から開かれ十回目の節目を迎えた。
日本酒を飲みながら、フォークソングやジャズを楽しむ集い。はじめに出演した神戸大OBのフォークソングバンド「T・U・T・ エキスキャリバーズ」は、映画「静かなる男」のテーマ曲をはじめ、米国や英国のフォークソングを熱唱。 また同館のステージに立ったこともある歌手の故河島英五さんの名曲「時代おくれ」も披露した。
休憩時間には、四種類の日本酒を試飲。参加者は“ほろ酔い”でジャズの生演奏に聴き入った。

9月20日神戸新聞の記事

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9月20日(土)宝塚“Back Stage”にて、谷戸の還暦を祝う会

今夜の主役:谷戸直久

18時の“ほろ酔いコンサート”終了後、即タクシーに乗って、谷戸の自宅近く阪急逆瀬川駅から徒歩3分のライブハウス “Back Stage”に到着。
“Back Stage”は、マスターの松岡さん自身がジャズのサックス奏者で、こじんまりした、感じの良い、御機嫌なお店。
ここに、谷戸の還暦祝いということで、谷戸宅のご近所40名ほどの皆さんが集まっておられ、他のメンバーも、その余興に参加すべく、 駆り出された次第。

更にほろ酔いコンサートに出演された花岡さん・青木さん・井桁さん、その上、御大末廣ご夫妻も応援に駆けつけられました。

余興のライブ
青木さん・花岡さん・井桁さん
到着早々、TUTはステージに呼び出され、前座として、数曲演奏。
しばらくして、末廣さん司会のもと、プロの方々が、メインで演奏開始。
お3人方は、疲れをものともせずに、惜しげもなく、高度なテクニックを何度も駆使して、たっぷりたっぷりプロの技を披露されました。
ご近所の皆さんも、プロの素晴らしい演奏を、間近に見聞きし、大満足されたことでしょう。

最後は、恐れ多くも花岡さん達との合同演奏ということで、TUTも「Jambalaya」「Down By The Riverside」「聖者の行進」をご一緒に演奏 させていただきました。
これにはマスターの松岡さんも飛び入り参加されました。
主役の谷戸は、ご近所の皆さんの暖かい声援に後押しされ、あの世界の青木さんのバンジョーと向かい合って競演するなど、至福の時を 過ごしました。

締めは松岡マスターも加わって全員で合同演奏

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10月4日・5日 第27回 神戸ジャズストリートに出演
「神戸ジャズストリート」HPのバナー

今年で27年も開かれている伝統の「神戸ジャズストリート」に、TUTは、 2001年の再結成で初出演して以来、8年連続の招聘の栄誉を享受しています。
海外・国内のTopプロや、アマのジャズミュージシャンの皆さんに挟まれての、唯一のフォークBand。 元々TUTは変り種のお口直し的 存在でしたが、これだけ続けて出演させていただくと、逆に耳を傾けて頂けるお客様もしっかり根付かれた感じで、嬉しい限りであります。
期待に恥じないよう、また新しいレパートリーもあり、前日14時に恒例の三宮のカラオケ店に集合し、17時半までみっちり練習し、 翌日からの本番に備えました。

10月4日(土)神戸ジャズストリート第1日目

○13:00〜 北野工房のまち

10時半より12時まで、前日と同じカラオケ店で入念に最終練習後、会場である「北野工房のまち」へ移動。
ここ「北野工房のまち」は、1995年の阪神淡路大震災で被害を受け、廃校になった北野小学校の校舎を、 卒業生が中心になって起こした保存運動の結果、「ハイカラ神戸」に因んだものを、見せて、味わって、体験出来る工房として 生まれ変わらせた施設。
1・2Fには、モロゾフやゴンチャロフなど、神戸で生まれたブランドの店が入り、商品の購入と共に、自らケーキ・チョコレート・パン などの食品をはじめ、紙漉きや和ローソクなどの“もの作り”を体験出来、北野界隈では、多くの異人館と並ぶ人気の観光スポットに なっています。
「北野工房のまち」の外観
3階の元講堂がステージ

その3Fが、昔の小学校の講堂そのままでライブ会場になっており、客席はかなり広く、そのせいか今回のステージは、ちょっと寂しくて お客様は7−8分の入り。
私共にとっては初めての会場で不慣れもあり、またPA関連(マイク・音響)の調子が悪く、少々歌いづらくて、客席での聞こえ方も芳しく なかったようで、残念でした。

1. Tom Dooley
2. Across The Wide Missouri
3. Rider
4. 500 Miles
5. Final Trawl
6. Jambalaya
7. Will Ye Go, Lassie, Go
8. Grandfather's Clock
9. If I Should Fall Behind

○15:00〜 神戸外国倶楽部

この「神戸外国倶楽部」は、幕末(1868年)に開港した神戸に居留する外国人 のために、1869年5月に設立された由緒ある倶楽部で、トアロードの突き当たりにあります。
ここは毎年「神戸ジャズストリート」のメイン会場の一つ で、著名なプレイヤーが出演するのと、普段なかなか入ることが出来ない会場ということで、毎ステージ、立ち見も出る盛況の会場。

「神戸外国倶楽部」での演奏
部外者立入禁止

ということで、ここはTUTも2004年以来の出演となりましたが、お客様も少し立ち見が出るほど来ていただき(次のステージを聴く ための席を確保するのに、早めに来られた方々もおられたようですが)、ホッとしながら、やはり、かなり緊張のもと、それでも心置き なく、大声の歌と演奏を披露できました。

1. Corey, Corey
2. Old Dan Tucker
3. Green Sleeves
4. Wild Colonial Boy
5. Gypsy Rover
6. Foggy Brown Mt. Light
7. Further On
8. Johnnie
9. Isn't It Grand, Boy

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10月5日(土)神戸ジャズストリート第2日目

この「神戸ジャズストリート」は、雨が降らないことでは有名で、私共も過去7年間出演させていただいて、雨に降られたのは僅か1日、 しかも1ステージでの小雨だけでしたし、10月初旬といえば台風到来の時期でもあり、これまで直前の天気予報では、台風が関西地方を直撃 するというケースが何回かありましたが、その都度、コースが逸れたり、足を速めて通り過ぎたりで、お天気には本当に恵まれて きました。
しかし今年の2日目は、とうとう8年目にして初めて本格的な雨に降られてしまいました。

○12:00〜 クラウンプラザ神戸「ザ・バー」

「ザ・バー」での演奏
会場の案内看板

ここ「ザ・バー」は、豪華ホテル“クラウン・プラザ神戸”のメインロビーにあり、客席では、お酒も頼めて、椅子も背もたれ付きで、 ゆったり、ジャジーな雰囲気の大人の場所。
ただライブ会場の多くが集まる北野界隈から1ヶ所少し離れた会場で、おまけに雨が降っていたので、お客さまの入りを心配しましたが、 満員のお客様に来ていただき、私共も、過去何回か経験しているステージで、しかもPAも確かで歌いやすく、2日目の好スタートを切る ことが出来ました。

1. Tom Dooley
2. Across The Wide Missouri
3. Rider
4. 500 Miles
5. Final Trawl
6. Jambalaya
7. Will Ye Go, Lassie, Go
8. Grandfather's Clock
9. If I Should Fall Behind

○14:00〜 北野工房のまち

2日目2回目のステージは、昨日出演した「北野工房のまち」。
昨日はPAが不調だったので、演奏前PAの会場スタッフと入念にすり合わせし、その結果、見違えるように音響環境が一変、45分間、 大満足のPerformanceが、出来ました(今回一番の出来)。

「北野工房のまち」での演奏
いろんな企画がある「北野工房のまち」

1. Corey, Corey
2. Old Dan Tucker
3. Green Sleeves
4. Wild Colonial Boy
5. Gypsy Rover
6. Foggy Brown Mt. Light
7. Further On
8. Johnnie
9. Isn't It Grand, Boy

○16:00〜 クラウンプラザ神戸「ザ・バー」

「北野工房のまち」から、再び送迎マイクロ・バスに乗って「ザ・バー」に帰還移動。 本年度「神戸ジャズストリート」そして「ザ・バー」における最後のステージを務めさせていただきました。

1. Pal Of Mine / This Land
2. Marie's Wedding
3. She Loves You
4. Wild Rover
5. Sailing
6. Leaving Of Liverpool
7. Midnight Special
8. Michael
9. 時代おくれ
10. Stay Awhile

「ザ・バー」で最後の演奏

今年も5回のステージと、多くのお客様の前で演奏できる機会に恵まれ、それもフェスティバル最終トリのステージも務めさせて いただけたことは、バンド冥利に尽きる光栄とともに、いろいろな場所にお越しいただき、耳を傾けて下さった多くの方々、声援・支援 していただいた皆様に、メンバー一同、心から大感謝であります。特に2日目は雨にもかかわらず、お越しいただき、厚くお礼申し上げ ます。
皆様とこのような楽しい時間・空間を共有できますことが、常に私共TUTの活動の糧で御座います。

次のライブは、来年1月17日(土)東京・曙橋「Back in Town」です。

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不思議な「縁」の繋がり


このホームページの「縁」のコラムでご紹介 しているように、TUTはこれまでいろんな縁に恵まれて、バンド活動を続けさせていただいていますが、今回は、遠く長い距離と時間を 飛び越えた人と人の縁のお話です。

今年の「神戸ジャズストリート」には、遥々ブラジルからスペシャルゲストとして、第二次世界大戦後、関西を中心に名ジャズプレーヤー として活躍し、昭和30年にブラジルに移民された “右近雅夫”さんが帰国出演されました。

実は、TUTメンバーの竹元が大卒後入社した会社の2年先輩であるI氏は、昭和30年代の前半、父君の海外駐在で、ブラジルに移住 されたのですが、その当時、I氏が現地で家庭教師として教えを受けたのが、なんとその右近さんだったというのです。
「神戸ジャズストリート」の実行委員長である末廣さんと右近さんは、戦後昭和20年代に華々しく活躍されていた時からのお知り合い、 右近さんとI氏は50年前のブラジル時代の師弟関係、I氏と竹元は会社の先輩後輩、また末廣さんはTUT(竹元)の40年前 の学生時代から、バンド活動を支援していただいた恩人、しかして、それぞれの関係がリンクしました。
そして右近さんとI氏は、今年の「神戸ジャズストリート」で、50年振りの再会を喜び合われました。

今年の「神戸ジャズストリート」と、右近さんに関する神戸新聞の記事

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哀悼

Nick Reynolds:手にしているのがテナーギター
10月1日「The Kingston Trio」の“Nick Reynolds”が、 今年1月の同じ「Trio」のメンバー“John Stewart”に続き、急性呼吸器疾患で、この世を去りました。享年75歳。
彼は「Trio」のオリジナルメンバーの一人で、ヴォーカルは高音部、楽器は テナーギターとコンガを担当し、特にテナーギターは彼のシンボルで、彼は”Martin“のテナーギターの販売に、最も貢献した人物と言われ ました。
また“Clown of the Trio“の名でも愛され、「Trio」の明るさと親しみやすさを、最も代表するメンバーでした。

謹んで哀悼。
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ベーシスト交代


2009年1月の「Back in Town」のライブより、新しいベーシスト”池田謙司”が登場します。
高校生時代からバンド活動をしている彼は、本場アメリカでも演奏活動をし「The Kingston Trio」のトリビュートバンドとしては最も 評価された実力バンドの一つ「The Antilles Trio」のベーシストで、 今回TUTを手伝ってくれることになりました。

かくして、学生時代のJosh 大塚にはじまり、いつもTUTは素晴らしいベーシストに恵まれ、これまで通りバンド活動を続けることが 出来るという次第です。
新しいベーシストの参加で、新しいTUTがご披露出来ればと、練習に励んでおりますので、ご期待下さい。

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